2012年4月15日(日)、YouATスタッフの小田と住田の両名は神戸で開催された「起業応援フェスティバル」に出店しました。

YouATの新事業である「字天」漢字デザインサービスがテーマでした。
コピーライターの小田が、会場におられた17名の起業家の方々にその場で「新ことば」を考案・贈呈いたしました。

以下に、当日考案した「新ことば」を簡略に紹介申し上げます。

坡東人」は、安藤克行社労士事務所 安藤克行さんへ。

安藤さんは大阪・東淀川区出身で現在の事務所も東淀川区にあります。「将来住んでみたい土地は?」という質問には、東京の下町、と答えられました。下町の情緒を愛し、下町での仕事を楽しんでおられる社労士さんです。

汝と住むべきは下町の
水どろは青き溝づたひ
汝が洗湯の往き来には
昼も泣きづる蚊を聞かむ

私は、安藤さんの話を聞いたとき、この芥川龍之介の『戯れに』という詩を思いました。

芥川は、その少年時代を東京本所の下町で生きました。彼の最初期の傑作『ひょっとこ』には、下町の人々の愚かにも愛すべき情緒が、活写されています。
安藤さんは東淀川区の下町の方で、東京の下町もまた隅田川・荒川のの東にあります。
そこで、川のほとりの坡(つつみ)の東にある下町を愛する人、という意味を込めて、「坡東人」(はとうじん)ということばを考案させていただきました。
「坡東」ひっくり返すと「東坡(とうば)」となり、中国の大詩人蘇東坡(そとうば、1036-1101)の雅号にも引っ掛けて、風流の隠し味となしました。
蘇東坡は、官界でしくじって左遷中に料理に凝って、「東坡肉(トンポウロウ)」という豚の角煮料理を考案したエピソードで、有名です。
大阪の下町料理(?)であるお好み焼きは、誰が考えたのでしょうか?

(つづく)

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